皆さまにおかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

この度当院で第2回日本フットケア・足病医学会関東・甲信越地方会学術集会を開催させていただくこととなりました。これもひとえに会員の皆様並びに関係各位のご支援のおかげと心より感謝申し上げます。

本会を開催するにあたりテーマを「足を止めるな！～感じろ、足病現場のリアル～」にさせていただきました。当院は2016年に日本で初めての「足と糖尿病の専門病院」としてスタートし、足の様々な悩みを持つ患者さんと向き合ってまいりました。日本フットケア・足病医学会が設立され3年、令和4年の保険改定で下肢創傷処置と管理料が新設され、運動器リハビリテーションの対象疾患に糖尿病足病変が加わるなど、足病を取り巻く環境は変わってきています。しかし、まだまだ足で悩む患者さんの全てに適切な足病医療を届けられているわけではありません。現場の患者さんに直面してリアルな悩みを抱えている我々には足を止めている時間はないのです！

・「真のゲートキーパーは誰か？」「切断か、温存か？」それぞれの立場で現場のリアルな悩みをぶつけあう本音のディスカッション

・足と糖尿病の専門病院として「下肢救済」だけでなく「足病のプライマリケア」についても広く学べる教育講演

・看護師向け人気ジャーナル「月刊ナーシング」とのコラボレーション企画

などなど、参加した皆さんに楽しんでいただき、多くの学びが得られる学会にしたいと思っています。

足病の入口（足病プライマリケア）と出口（下肢救済）の両方の現場のリアルを考えることで、日本フットケア・足病医学会に参加される幅広い職種の会員の皆さまにご満足いただけるような学会運営を行いたいと思っています。COVID-19の影響はまだまだ続いていますが、当日は多くの会員が集まってリアルに語り合える会になることを祈念しつつ、皆さまのご参加を心よりお待ちしています。